重見典弘　スラックジャーク解説

YouTubeより　part.1　


YouTubeより　part.2



  

ポイントについて

まずはイカがいなければ釣れませんね。
テクニックよりも、捕食活動中の高活性なイカが居れば、
目の前に餌木を投げるだけで釣る事も出来ます。
やはり、ポイントも重要な要素です。

アオリイカは、藻を好んで生息しているので、
基本的には海中にアマモやホンダワラなどの
藻がある場所を攻めるのが良い。
産卵の際もこうした藻の隙間に産み付けるので、
春の親イカ攻略においても、藻の周囲を攻めるのは有効。

子イカについても、小さいうちは沖へ捕食に出かけることが
出来ない（外敵から捕食される危険があるため）ので、
沿岸部の藻や障害物の周りに隠れていることが多い。
餌木を出来るだけいろいろな場所にキャストし、
海底の地形を把握することでイカの居場所を攻めます。

小さなイカは比較的表層や中層に居ることが多いが、
大きなイカは沖の深い場所に居ることが多い。
こうした棚の問題もエギング攻略において重要な要素。

潮の流れもかなり重要な要素で、潮がよく当たる場所や、
反転流が起きている場所など、海面や地形を見ながら
イカの居る場所を限定していく力を養うことも大切と言えます。

アオリイカの生態に伴いシーズン毎に釣法やポイントも変化。
おおよそ春期と秋期で大きく違いが出ますが、
春期には親イカが産卵のため沿岸部に接近するのと、
秋期はそれが孵化して成長過程にある子イカが
捕食活動のため沿岸部に漂っているという
この2パターンに対応する釣法を探る必要があります。
アオリイカの適水温は15度前後と言われているため、
この海水温を満たす場所や時期を見定めることもポイント。

 
 

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フォールについて

エギをシャクリやジャークでアピールさせると、
アオリイカはエギを追いかけてきます。
そこで、エギをフォールさせて抱かせるタイミングを作ります。
寄せてからのフォールは、
ヒットに持ち込むための重要なテクニックなのです。
また、フォールも組み合わせて使うと効果は上がります。

フリーフォール /　カーブフォール / テンションフォール

・フリーフォール 
　ラインにテンションを掛けないでエギを自然落下させるアクション

ラインの浮力が働くので、実際にはエギは真下に向かって
沈下するのではなく、頭を下に向けて
やや手前に向かってフォールします。


・テンションフォール 
　ラインにある程度のテンションを掛けた状態で
　エギを落下させるアクションです。
　
　シャクッたら、直ぐにリールを巻いて糸ふけを取って、
　ロッドの先を海面に向けてピタッと止めます。
　ロッドの先を海面に向けるのは風でラインを煽られにくくする為。

フリーフォールと比べて、エギが頭を持ち上げ、
水平になった状態でゆっくり沈下します。


・カーブフォール
　ラインにテンションを掛けてラインを張り、
　エギにカーブの軌道を描かせながら落下させます。
　
　 シャクッた後、テンションフォールと同じ要領でリールを巻き、
　糸ふけを取り、テンションフォールの状態でエギを沈下させながら、
　海面に向けたロッドの先をゆっくりと足元に向けて移動させます。
　足元ギリギリまでロッドの先がきたら、ゆっくりリールを巻きます。

エギは手前に引き寄せられながら、
ゆっくりコウを描く様に沈下していきます。
３つのフォールの中で、一番フォール時間が長いフォールですので、
イカがエギを抱くタイミングを長く与える効果があります。

テンションフォールも、カーブフォールもロッドを立ててやっても
エギの動きは同じですが、ロッドを立てると風の影響を受け易く
ラインが風に煽られるのでロッドは水面に向けるのがベストです。


（水平フォール）
　ロッドを立てた状態でラインを張り、
　ロッドで上方に引くような感じでフォールさせます

YouTubeより　フリーフォール、カーブフォール