アオリイカのおいしい食べ方について
その美味しさや姿の美しさから「イカの王様」とも
呼ばれているアオリイカ。釣り人の楽しみである、
自分で釣り上げたアオリイカを食べる、海の恵みを頂く、
アオリイカの食べ方について触れたいと思います。

まず釣り上げたアオリイカは鮮度保持と、墨だらけになる為、
急所をイカ〆用品などで突き絶命させます。
アオリイカの急所は数ケ所ありますが釣ったイカを即〆る
急所としてはアオリイカの目と目の間にある急所を一突き
する方法が簡単に締めることができます。
BREADEN/ブリーデン　イカ締め専用ピック「イーハ」IGTH
BREADEN/ブリーデン　イーハケース
                         

YouTubeより　アオリイカの締め方　動画


徳島県立農林水産総合技術支援センター 水産研究所さんより
www.green.pref.tokushima.jp/suisan/kasgn/kas
_topic038.html#top

アオリイカの持ち帰り方
　アオリイカを美味しく食べるには、鮮度を保ちつつ
　持ち帰ることも大切になってきます。
　エギンガーの皆さんはビニール袋に〆たアオリを入れる
　のがお馴染みですが、クーラーボックスに保管する場合は、
　直接アオリイカに氷や保冷剤が当たらない様にしましょう。
　イカをビニール袋に入れたり、氷に新聞紙を巻いたりして
　直接氷が当たらないように工夫しましょう。
　氷の温度で氷焼けして鮮度が落ちてしまいます。
　また溶けた氷の解け水にアオリイカが水没しないように
　することもポイントです。真水で濡らすとこれもまた
　鮮度が落ちてしまいます。
　　　　BREADEN/ブリーデン　クールバッカン16
                   

YouTubeより　イカの捌き方　動画


捌く際のポイント
　アオリイカを捌く際水で洗うと味が落ちてしまうので、
　極力真水は避け、海水程度の塩水で洗うと良い様です。
　また、キッチンペーパー等で水気も良く取りましょう。

寄生虫
　アオリイカにはアニサキスという寄生虫に寄生されている
　可能性があります。まれに人の胃や腸壁に侵入し、
　２時間から１０時間後に激しい腹痛や吐き気、おう吐、
　ジンマシンなどの症状を呈する場合があります。
　-20度以下で24時間以上での冷凍保存・加熱処理で
　死滅するそうです。加熱調理が最も効果的です。
　また肉眼でも確認出来ます。
　注意したいのは内臓、内蔵に接した身の内側の
　部分になります。

お魚の図鑑｢珍魚すくい」さんより
www.cty-net.ne.jp/~noro-m/page053.html
補足
業務用-40度の物で、4～7日間冷凍すると良いそうですが、
最近はもっと長く冷凍が必要との研究もあるそうです。
また、死骸によるアレルギーの可能性もあるそうです。

アオリイカの冷凍保存
　アオリイカは冷凍した方が甘みが増して美味しいので、
　寄生虫の予防にも一度冷凍保存をおすすめします。
　下処理後、そのままと冷凍方法は人により様々ですが、
　真水で洗うと鮮度が落ちるので、そのままの姿で冷凍。
　一週間以内位に食べるのなら皮を捌いた状態でも
　食べる時に食べやすく便利ですが、長期保存ならば
　何もせずそのまま洗わないで保存した方が冷凍焼けも
　かなり防げます。また、冷蔵庫で保管する場合は
　なるべく空気に触れないようにして保存しましょう。

食べ方いろいろ
　刺し身、焼く、炒める、和える、天ぷら、フライ等揚げる、
　煮る、一夜干し、沖漬け等加工してとレシピは尽きません。
　食感のポイント
　イカの繊維は横向きに通っているので食感を求めるなら、
　横向きに切ります。柔らかく食べたいのなら縦に切ります。

おすすめの食べ方
　おすすめは定番の刺し身、そして簡単でお酒の肴に
　ぴったりの一夜干しです。
　アオリイカの一夜干し
　①イカの裏側に包丁を入れて開き、足も胴体につけたまま開き、
　　ワタと目玉と口を取り除き、洗って水気をよくふきとる。
　②清酒、水、塩を混ぜ、時折返しながらイカを25分間浸ける。
　③ボウルに溜めた真水の中で軽くすすいで表面の塩を落とし、
　　風通しの良い場所に一晩干す。日中なら直射日光を避け
　　4～5時間干す。　表面が乾いて、触っても手が濡れ
　　なかったら干し上がりです。
　補足
　新鮮なアオリイカで調理して下さい。
　胴の部分だけを捌いた方がやりやすいので胴の部分だけでも
　良いかと思います。　皮はお好みで、剥いでも出来ます。
　塩分濃度、浸け時間はイカの大きさ、お好みでお試し下さい。
　（塩分濃度目安3％程度）イカは塩が効きやすい様です。
　調合は人により様々です。
　参考　田舎発！気まぐれブログ？byたけ＠ながの　さんより
　　　　　blogs.yahoo.co.jp/takefish/62125837.html
                      
アオリイカレシピ

クックパッドさんより
cookpad.com/%E3%83%AC%E3%82%B7%E3
%83%94/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%83
%AA%E3%82%A4%E3%82%AB
Yahoo！知恵袋
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question
_detail/q1049267425
社長のおとぼけ日記さんより
www.softfrontier.co.jp/blog/
素晴らしい能登　能登半島穴水町の幸寿し BLOGさんより
「アオリイカ生ゲソ」の食べ方
kouzushi.her.jp/blog/archives/2005/11/post_408.html
因島発　芸予諸島雑魚釣り日誌さんより
homepage2.nifty.com/mebaru-y/index.htm

釣り場に漬けたれを持ち込んで、釣れたらドボン。
生で、炙って、ルイベで沖漬けも大変美味しいそうです。

アオリイカ沖漬けのタレ
　醤油：酒：みりん　1：1：1
　甘過ぎる場合は
　醤油：酒：みりん　2：1：1
　を鍋に入れ一煮立ちさせて、アルコールを飛ばして
　冷まします。お好みで唐辛子や昆布を。

　　　　　　　　　
　現在売り切れですが沖漬けのタレも販売されています

アオリイカの沖漬け
アオリイカをまるごと、または切り身にして醤油に
数時間～数日漬け込んで食べる。
醤油に日本酒を加えて煮立てたものや、
それに唐辛子を入れたものを漬け汁にすることが多い。
出汁を加えることもあり、食べる直前にユズなどの
柑橘類の香りをつけると臭みを和らげます。
本来は、イカ釣り船に上記の漬けダレを持ち込み、
釣れた先から生きたままのイカをタレの中に放り込んで
作る文字通りの沖で漬けるものである。
イカが醤油を飲むことにより内側からもよく味がついて
おいしくなるのだという。漬けて1日目はイカの鮮度が高く、
イカ刺身のような味と食感を楽しむことができる。
2日目、3日目と時間が経つにつれて味が身の奥まで行き
渡り1日目とはまた違ったおいしさを楽しむことができる。
丸ごと漬けたイカを冷凍庫で凍らせ、ルイベにすることで
臭みが軽減、輪切りにして凍ったまま食べることも多い。

Take's Fishingroomさんより
www.geocities.jp/chgwx092/take/rokizuke.html